中絶手術の方法について

掻爬法及び吸引法

さて、掻爬法及び吸引法についてですが、いずれも全身麻酔を用いて手術が行われるため、手術中の痛みは感じることがありません。
掻爬法では、スプーン状の器具を用いて胎児と胎盤をかきだすことで中絶が行われます。
一方の吸引法では、吸引機を用いて胎児と胎盤を吸い取ることで中絶を行います。
妊娠初期におけるこれらの手術は一般的に、数分から数十分で完了するものの、麻酔から覚めるまでの時間及び術後経過観察のため、手術後も数時間病院で安静を保つことが求められます。
いずれの方法においても、ごくまれに子宮や他の臓器を傷つけることがあるため手術前にはリスクについてよく確認しておく必要があります。
また、妊娠中期、すなわち妊娠12週目から22週までの間における中絶手術の方法は、妊娠初期におけるものとは少々異なったものとなります。
術前処置として子宮口を拡げておくことや術前検査、同意書の記入などといった手続きは変わらないものの、妊娠中期における中絶においては陣痛誘発剤を投与することで人工的に陣痛を引き起こし流産させるといった手段が用いられ、流産した後に胎盤など子宮内に残っているものを除去することとなります。
妊娠初期における中絶では、日帰りによる手術が可能であったものの、中期以降にとられるこの手段においては陣痛が車で待機する必要があり、場合によっては中絶まで数日を要することがあります。
また、妊娠中期以降に行われるこの中絶は法律上、死産という扱いになるため流産した胎児の火葬や、死産証明書の提出などといった手続きが必要となります。
この手術においても麻酔が用いられるため、痛みを感じることはありません。

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